1.柔道整復師国家試験の実施
試験は毎年1回実施しますが、試験を施行する期日及び場所ならびに受験願書の提出期限等は9月初旬に官報で公告します。
【試験概要】
1) 受験資格
学校教育法第90条の規定により大学に入学する事のできる者で、3年以上文部科学大臣が指定した学校又は都道府県知事が指定した養成施設(いわゆる専門学校)で知識及び技能を修得した者。
2) 試験日
毎年1回実施
3) 試験地
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県および沖縄県
4) 試験科目
解剖学 生理学 運動学 病理学概論 衛生学・公衆衛生学 一般臨床医学 外科学概論 整形外科学 リハビリテーション医学 柔道整復理論 関係法規
5) 受験手数料
23,900円
6) 受験手続
試験を受けようとする者は、受験願書、卒業(修業)証明書又は卒業(修業)見込証明書及び写真(出願前6月以内に脱帽正面で撮影した縦6cm、横4cmのもので、その裏面に撮影年月日及び氏名を記入)が必要です。
なお、受験願書、写真用台紙、受験手数料払込用紙等は、当財団から11月中旬に各学校・養成施設に送付しています。
7) 受験に伴う配慮
視覚、聴覚、音声機能又は言語機能に障害を有するもので受験を希望する者は、令和6年12月20日(金曜日)までに当財団に申し出て下さい。申し出たものについては、受験の際にその障害の状態に応じて必要な配慮を講ずることがあります。
※点字試験、DAISY-CDの使用及び試験時間の延長について一定の要件を満たした重度の視覚障害者に対して、点字又はDAISY-CDの使用あるいはその併用による試験を認め、併せて試験時間の延長を行います。また、一定の要件を満たした弱視者に対しても試験時間の延長を認めます。対象となる障害の程度は、以下のとおりです。
対象となる障害の程度及び特別措置の内容
(1)点字試験、DAISY-CDの使用
対象となる障害の程度
以下のいずれかの要件を満たす者
a. 視力の良い方の眼の矯正視力が0.03以下
b. 視力の良い方の眼の矯正視力が0.04以下かつ他方の眼の矯正視力が手動弁以下
c. 周辺視野角度(Ⅰ/4指標による。以下同じ。)の総和が左右眼それぞれ80度以下かつ
両眼中心視野角度(Ⅰ/2指標による。以下同じ。)が28度以下
d. 両眼開放視認点数が70点以下かつ両眼中心視野視認点数が20点以下
e. a,b,c,dのほか、点字、試験問題を録音したDAISY-CDを使用しなければ受験が困難と
文部科学大臣の指定した学校の長又は都道府県知事の指定した養成学校の長が認めた者
特別措置の内容
点字、試験問題を録音したDAISY-CDの使用又はその併用、試験時間
延長(試験時間を1.5倍に延長)
(2) 試験時間の延長
対象となる障害の程度
下記のいずれかの要件を満たす者
a. 視力の良い方の眼の矯正視力が0.15以下
b. 周辺視野角度の総和が左右眼それぞれ80度以下かつ両眼中心視野角度が56度以下
c. 両眼開放視認点数が70点以下かつ両眼中心視野視認点数が40点以下
d. a,b,cのほか、試験時間を延長しなければ受験が困難と文部科学大臣の指定した学校の長
又は都道府県知事の指定した養成施設の長が認めた者
特別措置の内容
試験時間延長(試験時間を1.3倍に延長)
8) 回数別 受験者数等一覧
試験回数(年度) | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率 | 備考 |
第1回(平成4年度) | 1,066名 | 963名 | 90.3% | |
第2回(平成5年度) | 1,194名 | 1,059名 | 88.7% | 新卒92.4% 既卒45.8% |
第3回(平成6年度) | 1,213名 | 1,005名 | 82.9% | 新卒90.3% 既卒26.8% |
第4回(平成7年度) | 1,276名 | 1,063名 | 83.3% | 新卒92.9% 既卒31.8% |
第5回(平成8年度) | 1,296名 | 1,137名 | 87.7% | 新卒96.0% 既卒42.5% |
第6回(平成9年度) | 1,251名 | 1,071名 | 85.6% | 新卒94.1% 既卒23.8% |
第7回(平成10年度) | 1,266名 | 1,091名 | 86.2% | 新卒95.9% 既卒23.5% |
第8回(平成11年度) | 1,260名 | 1,024名 | 81.3% | 新卒91.0% 既卒14.9% |
第9回(平成12年度) | 1,338名 | 1,041名 | 77.8% | 新卒89.7% 既卒22.1% |
第10回(平成13年度) | 1,439名 | 1,128名 | 78.4% | 新卒91.7% 既卒21.9% |
第11回(平成14年度) | 2,454名 | 2,108名 | 85.9% | 新卒92.4% 既卒35.6% |
第12回(平成15年度) | 3,000名 | 2,215名 | 73.8% | 新卒80.7% 既卒15.8% |
第13回(平成16年度) | 4,122名 | 2,902名 | 70.4% | 新卒79.7% 既卒26.7% |
第14回(平成17年度) | 5,127名 | 3,755名 | 73.2% | 新卒85.2% 既卒32.5% |
第15回(平成18年度) | 5,944名 | 4,416名 | 74.3% | 新卒85.9% 既卒33.8% |
第16回(平成19年度) | 6,702名 | 5,069名 | 75.6% | 新卒87.7% 既卒32.8% |
第17回(平成20年度) | 6,772名 | 4,763名 | 70.3% | 新卒84.4% 既卒24.2% |
第18回(平成21年度) | 7,156名 | 5,570名 | 77.8% | 新卒91.1% 既卒40.6% |
第19回(平成22年度) | 6,625名 | 4,592名 | 69.3% | 新卒83.4% 既卒21.1% |
第20回(平成23年度) | 6,754名 | 5,227名 | 77.4% | 新卒92.7% 既卒37.7% |
第21回(平成24年度) | 6,503名 | 4,438名 | 68.2% | 新卒83.7% 既卒13.6% |
第22回(平成25年度) | 7,102名 | 5,349名 | 75.3% | 新卒91.3% 既卒32.2% |
第23回(平成26年度) | 6,858名 | 4,503名 | 65.7% | 新卒80.8% 既卒14.7% |
第24回(平成27年度) | 7,115名 | 4,582名 | 64.4% | 新卒82.3% 既卒22.6% |
第25回(平成28年度) | 6,727名 | 4,274名 | 63.5% | 新卒82.9% 既卒22.5% |
第26回(平成29年度) | 6,321名 | 3,690名 | 58.4% | 新卒78.5% 既卒16.7% |
第27回(平成30年度) | 6,164名 | 4,054名 | 65.8% | 新卒86.1% 既卒26.3% |
第28回(令和元年度) | 5,270名 | 3,401名 | 64.5% | 新卒84.8% 既卒16.5% |
第29回(令和2年度) | 4,561名 | 3,011名 | 66.0% | 新卒85.6% 既卒21.6% |
第30回(令和3年度) | 4,359名 | 2,740名 | 62.9% | 新卒81.0% 既卒16.9% |
第31回(令和4年度) | 4,521名 | 2,244名 | 49.6% | 新卒65.4% 既卒11.5% |
第32回(令和5年度) | 5,027名 | 3,337名 | 66.4% | 新卒84.0% 既卒35.9% |
9) 過去の国家試験問題
第32回柔道整復師国家試験問題
第31回柔道整復師国家試験問題
第30回柔道整復師国家試験問題
第29回柔道整復師国家試験問題
第28回柔道整復師国家試験問題